子連れ登山トレーニング③ 仏果山~高取山
子連れ登山トレーニング第三弾として、
神奈川県愛川町の高取山、仏果山へ。
今回は友人ふたりと一緒に、4人プラス1での登山。
ひとりは最初から一緒に登っているO山氏、
もうひとりは一緒に登ろうと道具を買った(買わせた?)のに
その後登れず、1年越しでようやく登るI能氏。
大人が4人に増えたことで、
お昼ご飯に気合いを入れても荷物を分配できる!
ということで今回のランチは肉。
天気は2、3日雨が降ったあとの神奈川県。
思わぬ落とし穴があった。
- 日程 9月21日
- 距離 7.2キロメートル
- コース 愛川ふれあいの村第二駐車場
~仏果山~高取山~駐車場
- 時間 9:50~15:00
(休憩1.5時間)
1. 事前準備
①コース選び
ブランクのあるメンバーもいるので、
難易度は控えめなコースを探した。
(1)交通手段
今回は車で移動のため、公共交通機関での
アクセスはしづらいところ、
かつあまり遠くないところということで
山と高原地図 丹沢 とにらめっこし、
相模原の西側、愛川町に決定。
(2)コース内容
せっかく皆で登るので眺望も欲しい。
例によってまだトレーニングなので危険は
避けたい。
そして1日のスケジュールから逆算し
片道1.5時間程度が望ましい。
仏果山~高取山のふたつのピークを辿る
コースに決定!
近くに宮ヶ瀬ダムがあるため、ダムの近くまで行く
コースが人気のようだが、時間の都合で
ダムは寄らず、山頂から眺めることにした。
②食材準備
なんと言っても4人もいるので、
多少多くなっても大丈夫。
山で食べたいメニューを考えるときりが無いが、
とりあえず簡単なものから、ということで、
焼肉と白ご飯、チャーハン、
デザートにチキンラーメンとすることにした。
肉は約1キロ、ご飯は3.5合くらい、
チキンラーメンは3袋。
調理器具は鍋、フライパン、
焼肉用鉄板(固形燃料でやるやつ)。
お楽しみにビール。
2. 当日の様子
前日まで雨、ただし当日は回復傾向という予報で、
とりあえず朝から目的地に向かった。
中央道では雨が降ったこともあり、
登るかどうか、決断を迫られる場面が予測された。
愛川ふれあいの村第二駐車場に着く頃には
雨は止んでいたため、不安は残るものの
出発することに決定!
愛川ふれあいの村第二駐車場は広いので、
満車で止められない心配はなし。
09:50 登山開始
10分ほど車道を歩くと看板があり、
登山道へと入る。
結構丁寧な看板。
先に仏果山を目指すため、奥の
「仏果山まで90分」に向かう。
10分足らずで車両通行止めに到着。
登山道は左手の階段。
階段を登ったところ。
その後またすぐ右折するが、看板があるので
間違えることはない。
道のりは歩きやすい階段で、
おそらく当日誰も通っていないため
ところどころ蜘蛛の巣がかかっていた。
鳥の鳴き声を音符で表した看板や、
ヤマビルへの注意看板などある。
たまにこういうフェンスがあった。
たまに地面に尺取り虫もいた。
と、思いながら登っていたとき、
車道を横切るような開けた場所に到着。
その時、めいめいの足に異物が
貼り付いていることを発見!!
(O山氏除く。)
注意喚起を受けていたヤマビルでした。
必死に引き剥がして、でも結構吸っているやつは
真っ黒でぼってりしていて、なかなか剥がれず、
剥がれたあとは血が出ていて絆創膏を
貼る必要があるほど。
大慌てでヤマビルについての情報を検索したところ、
・神奈川に多い。
・雨や、雨の後に多い。
・吸着したら引き剥がすべし。
・吸われたこと自体は深刻化しなさそう。
ということがわかったので、
一時騒然となったものの、気を取り直して
歩行を再開。
ただ個人的にはものすごく気持ち悪く、
背筋が凍る気持ちで進んだ。
ちなみに当初から見かけていた尺取り虫と
思っていたものがヤマビルだった。
皆も気持ち悪いだろうが、各々意外と
平気そうに見えたので、私も冷静を装った。
10:50 霧が深い。
(内心:めっちゃヤマビルいるー)
11:10 まだまだ霧。
(内心:ヤマビル気持ち悪いー)
11:20 ますます霧。
(内心:こりゃ山頂にもいるなー)
ヤマビルはちょっと明るい開けたところには
比較的少なそうだったが、
大体いた。
チンアナゴみたいに直立してるやつも
結構いた。
O山氏によると途中蛇もいたらしい。
11:30 仏果山山頂。
ヤマビルのことばかり気にしているといつの間にか山頂。
山頂は木々に囲まれているため眺望はいまいちそう。
そもそも霧で何も見えず、展望塔に
登っても何の眺望も期待できなかったため、
お昼休憩は高取山にてとることにし、
早速出発。
仏果山~高取山はわりと平坦、
と何かで見たと思ったが、
下りの傾斜がきつく足場も悪く、
背中に赤ちゃんがいる状況だったので
どきどきしながら慎重にくだった。
傾斜のきついところ以外はとても歩きやすく、
気持ちの良い尾根道。
途中霧が晴れてきたためふもとも見えた。
12:29 高取山山頂。
霧もすっかり晴れて素敵な眺め。
そもそも今回の悪天候は、
自称最近雨男気味のO山氏によるものだったが、
我々の晴れ力で見事に挽回出来た。
お昼ご飯を後回しにして良かった!
ただしここで痛恨のミス。
前回の反省点にまで挙げたビールを、
持ってくるのを忘れた!!
保冷バッグにいれて、家に置き忘れた!!
このことでテンションはやや下がったが、
なんとか持ち直して美味しく食べられた。
これは今回の課題とした。
展望塔からは、宮ヶ瀬ダムもきれいに見え、
お天気の重要性を改めて実感。
しかしパパがヤッホーをやると
子供がびっくりして大泣き。
その後しばらくはパパとの仲違いが続いたので、
今後はヤッホーはやらない方が無難かも。
14:00 満腹で出発!
30分ほど、とても気持ちの良い歩きやすい
広いくだりと、
なんとなく歩きにくいごつごつした
狭いくだりが続いた。
途中、十字路で右に曲がるか悩んだが、
地形図に右折地点がないこと、
右折側にはロープが張ってあったのが
倒れた形跡があることから、直進とした。
最後の30分はひたすら階段。
ゆるかったりきつかったりする階段。
難しくはなかった。
15:45 分かれ道はなかったはずだったが、
予定外に愛川ふれあいの村内に下山。
不思議に思いつつ駐車場まで戻った。
15:00 下山。
お疲れ様でした!
一時はヤマビルによりどうなるかと思ったが、
爽やかな感じにフィニッシュ出来て良かった。
このあと、下九沢温泉 湯楽の里によって帰宅。
3.考察
①前回の課題への対策
課題~飲み物の携帯~
mont-bellベビーキャリアにはサイドに飲み物を
入れるポケットがついていないこと。
→O山氏が使っている、mont-bellのボトルホルダーを
採用しようかと思ったが、
これは肩ベルト等にぶら下げるタイプで、
500ミリペットより大きいものを
ぶら下げると邪魔そうなので、もう少し
検討の余地がある。
当面はひとりが持っておくスタイルでいっか!
というのが一旦の結論。
課題~救急の場合~
救急用品をしっかり準備する。
→今回はポイズンリムーバー、絆創膏、
ホイッスル、爪切りを用意。
家にあったものなのでメンツが微妙すぎる。
大人しくファーストエイドキットを購入することにする。
課題~雨具~
子供は雨天時は体温が奪われて危険なため、
子供用もマスト。
→赤ちゃん用の雨具はたぶん売っていない!
し、あったとしてもすぐサイズアウトするので
買いたくない!
折りたたみ傘を携帯し、子供の服は重ね着で
暖かさを確保するスタンスとした。
②今回の反省点など
・ヤマビル
→完全に油断。
というか、そんなに発生するものと
思っていなかったことを猛省。
長ズボンを履いていた3人は吸血され、
スパッツ+半ズボンだったO山氏は
大丈夫だったのは、何か関係があるのだろうか??
吸血された時は、塩水やアルコールが
効くとのことだったので、
今後雨の際はアルコールを携帯したい。
また、I能氏が虫除けスプレーを
持ってきてくれていたため、
それを借りてヤマビル除けも出来た。
ありがとうございました。
・忘れ物
→ダブルチェックする。
4.次回予告
お肉買いに行ってくれたO山氏、
運転してくれたI能氏、ありがとう!
次回は絶景を求めて
山梨 日向山を目指します!
お天気に恵まれますように。
写真を横向けにする術はわからないので、
そもそも横向きに撮ることにした!